「コロナさえ収束すれば…」
「早く収束してくれ…」
感染力が高く、ひとの命を左右する感染症なので、早く収束してほしいものですね。
しかし、そのときが訪れたとき、ふたたび元の生活に戻ることができるでしょうか?
残念ながら、いいえ。特に、製造業におつとめの方は・・・(僕も製造業ですw)
この記事では、不安をなくすためにするべき行動、コロナ後の日本を生き抜くためのヒントについてお伝えしています。
というわけでまずは、コロナ後の世界がどうなるかを知りましょう。
もくじ
コロナ後は成果主義の風潮が高まる
コロナ前後の変化を考えてみると、成果主義社会への変化がはじまると予想できます。
以下にコロナ前後の変化をまとめました。
- 会社に出社(通勤)するのが当たりまえ
- 8 時間働くのが当たりまえ(+残業)
- 会社に居さえすれば給料がもらえる
- 年齢を重ねさえすれば、給料が上がっていく(年功序列)
- リモートワークが当たりまえ
- 仕事の成果に対して給料が支払われる
- 成果をあげる社員が評価され給料が上がる
- 成果をあげられなければ、給料は低いまま
ひとつポイントとして押さえておきたいのは、雇われる側から変化するのではなく、雇う側から先に変化するということ。
「リモートワークになったぜ、ウェーイ!╰( ´А` )╯」
などと、企業によって起こされた変化を喜んでいる場合ではないのです。
リモートワークが当たりまえになり、通勤は過去の習慣に
コロナ感染拡大防止の手段として取り入れられるようになった、リモートワーク(在宅ワーク)は、コロナが収束しても働き方の主流になるでしょう。
通勤に代表される「社員の移動」も、コストだからです。
(しかも毎月かかってくる固定費)
なので社員が通勤せずに仕事が回るなら、自宅で仕事してくれたほうが、企業としても経費節約になります。
さらに社員が出社しないなら、オフィスなどの設備の維持も最小限でよくなります。
というように、「リモートワークにはメリットが多い」と企業は気づき始めています。
職種やひとによっては、「仕事がやりづらい」という声があがるかもしれません。
しかしそれはあくまで、雇われる側の目線でのこと。
リモートワークで売り上げに影響がないのなら、経営判断は移動コストを削減する方向に傾くに違いありません。
固定費は会社の業績を左右する、重要な経営要素のひとつだからです。
このようにして企業のコスト意識は、かつてないほどに高まっていきます。
そうなると、もっと大きなコストを削減する動きがかならず出てきます。
言うまでもなくそのコストとは、「人件費」のことです。
「居るだけ社員」の居場所がなくなる
コロナによる業績悪化により、リストラをおこなう企業が増えています。
リストラして会社の規模を縮小し、なんとかコロナの影響をしのいだ・・・
そういった企業が思念するのはつぎのこと。
「またいつワクチンのない新たな感染症が蔓延し、現在と同様の状況になるかわからない・・・」
→「キャッシュはできるだけ多くあったほうが安心だ!」
こう考え、コロナ後でも正社員を雇うことを躊躇するでしょう。
企業にとって、正社員を抱えることはリスクでしかないからです。
労働基準法という法律は、企業にとってはかなり厄介な法律で、一度雇うと簡単にはクビにできないのを知っていますか?
どんなにポンコツな社員でも、雇い続けなければならないのです。
困ったことに、そういう社員にかぎって、不満や文句を垂れ流したりしますw
企業にとって、こんなに不利益なことはありません。
それならばいっそ、正社員なんて雇わないほうがいいのです。
コロナ後は、業績を良くしてくれる優秀な人材のみ、正社員となることを許される世界になるでしょう。
要するに、コロナ後の世界に「居るだけ社員」の居場所は無くなります。
会社に居るだけの生産性の低い社員(成果にふさわしくない高給取り含む)へ給料を払い続けること。
それが企業にとってムダ以外のなにものでもないことが、明るみになったからです。
コロナがもたらす未来の企業の在り方
というように、従来の考え方・価値観・常識が破壊され、以下のような新しい社会に生まれ変わっていきます。
「終身雇用・年功序列の社会はいよいよ終わりを告げ、成果主義社会の流れがやってくる」
(終身雇用に関しては、すでに崩壊してますが・・・)
ひとをたくさん雇って、たくさんモノをつくって、たくさんものを売って利益を上げるという、「数の力で事業を拡大する」従来の経営手法は、もう通用しなくなっていきます。
企業もいい加減気づいたのです。
「ムダが多すぎる。もっと社員ひとりあたりの生産性を高めないとダメだ!」と・・・
しかし、社内で 10 年とか時間をかけて、のんびりスペシャリストを養成する時間もお金もありません。
現実的な打開策としては、正社員の雇用は最小限にして雇用のリスク(ポンコツ社員採用)を減らしつつ、外部リソース(フリーランスなど)を活用するという経営戦略が選ばれるでしょう。
ぶっちゃけいまでもこの傾向はあります。
しかし、昨今の目まぐるしい状況変化のスピードに対応するために、より小さな単位(個人単位で契約など)でチームを組み、機動力をあげるこころみがされていくと予想されます。
このように、経営の危機に直面した企業、つまり雇う側からまっさきに、「従来の考え方・価値観・常識」を変化させていくわけです。
雇われる側が遅れを取っていると、足元をすくわれるとはおもいませんか?
というか、雇う側に先んじないと、なかなかに厳しい世界が待ち受けています。
ルールでがんじがらめにするわりには、本当に困ったとき、国や企業はあなたを助けてはくれません。
肉体労働の展望
企業の選別に漏れたひとびと(居るだけ社員など)が寄りかかろうとするのが、肉体労働の仕事でしょう。
しかし、日本の肉体労働の代表格である「製造業の生産ライン」の仕事は、彼らの受け皿として機能しない可能性が高い。
なぜなら、アジア圏の人口増加ボーナスは、まもなく終わりを告げるからです。
とういうことかと言うと、人口が減るのでモノが売れなくなります。
いまはコロナの影響にばかり目が行ってしまいますが、コロナがなくてもモノは売れなくなっていく予測でした。
つまりコロナが収束しても、状況は良くならないのです。
「モノを大量につくり、大量に売ることで事業を拡大する」という製造業のビジネスモデルは、すでにピークを迎えている、もしくは超えているからです。
だからこそアメリカでは、何年も前から IT ビジネスを主とする企業がトップ企業となっています。
Google を知らないひとはいないですよね?
でも日本では、数年前から人口減少が始まっているにもかかわらず、いまだに製造業がトップ企業・・・異常です。
そもそもコロナ以前から、自動化の動きがさかん。
売上げの増減にかかわらず、いずれこの手の肉体労働は、機械に代替されるようになっていくのが必然の流れです。
というわけでコロナは皮切りにすぎず、今後製造業の生産ラインの仕事は縮小傾向をたどります。
コロナ後の日本を生き抜くにはどうすればいいか?
結論から言うと、勉強してスキルを身につけるしかないです。
と言っても、衰退していく製造業のスキルを磨いても、コロナ後を生き抜く希望にはなりません。
僕もまだ製造業に従事していますが、過去 10 年ちょっとで得たスキルは、一歩業界の外に出たら(副業を始めたら)、みじんも役に立ちませんでした。
そんな業界特有のスキルでも、以前は同業界への転職には有利になったことでしょう。
しかし業界自体がしぼんでいくのに、転職もクソもありません。
これから必要なのは、どんな業界不問の本質的スキル。
その代表例は、間違いなく「マーケティングスキル」です。
マーケティングスキルとは、お客さんを集めて商品やサービスを売ることができるスキルのこと。
このスキルさえあれば、一生食いつないでいけます。
ひとが経済活動をおこなっていくうえで、「商品やサービス」はからなず存在するからです。
そして商品やサービスというのは、いつの時代も、どんな状況になろうとなくなることはありません。
つまり「お客さんの集め方と商品の売り方」さえマスターしてしまえば、これから先どんな状況になろうと、仕事に困ることもなければ、お金に困ることもないということです。
事実、コロナでも増収傾向にあるビジネスがあります。
それは、「インターネットを活用したビジネス」です。
と言っても何か特別なことをしたわけではなく、マーケティングを、インターネット上でおこなっただけのことです。
(これを Web マーケティングと言います。※デジタルマーケティングとも言う)
これからはこの “Web マーケティングスキル” が、非常に重要になってきます。
なぜなら、インターネットでモノを売ったことのない企業や経営者が、たくさんいるからです。
コロナで減収が加速するなか、こういう企業や経営者に希望を見せられるひとはどんなひとでしょうか?
そう、「Web マーケティングに精通する人材」です。
つまり企業が生き残るため、いままさに必要としているスキルこそ、Web マーケティングスキルなのです。
その Web マーケティングスキルを持っていれば、向こう数年は企業に求められ続けるのはもちろんのこと、個人でビジネスをして生計を立てるという選択肢も選べるようになります。
なので間違っても、何かの「資格」を取る勉強とかはやめましょう。
企業側も、売り上げに直結しないスキルは求めていないはず。
もしあなたが製造業におつとめなら、仕事を頑張るのもやめましょう。
あなたの頑張りに関係なく、この業界はしぼんでいくからです。
僕も業界人のひとりなので、ひしひしと感じます・・・先はないと。
製造業の仕事を頑張ったって、業界特有のスキルしか磨かれません。
そしてそのスキルを活かせる仕事は、そもそもコロナ後の世界にはないかもしれないのです。
仕事は支障のない程度にこなし、あらたなスキル獲得に急ぎましょう。
不安で動けなくなっているひとたちに先んじて行動しよう
コロナで経済が停滞し、誰もが不安を感じています。
しかし、こういうときにこそ行動できるひとが、コロナ後に笑うことができるのです。
こんな状況なのに、「帰宅後や休日はやることがなくて暇」となげくひとがまわりにいます。
「こんな状況でも雇ってくれてるだけありがたい」と受け身なひとも多い。
一言いいですか?
「とんでもねー😂」
僕はやることありすぎて困ってます…
やることがないなんて言っていたら、失礼ながら「居るだけ社員」とおなじ結末をたどるでしょう。
コロナのワクチンが実用化されるには、最低でも 1 年〜 1 年半は要するという意見がほとんどです。
つまり、この 1 年〜 1 年半が勝負どころなのです。
ぜひこの機会に、「どんな状況でも、雇われる(もしくはひとりで食っていける)自信がある!」と言えるスキルを身につけましょう。
「社会が変わった→じゃあ行動しよう!」
これでは、いつまでたってもおいしいポジションは手に入りません。
「社会はこう変わる→じゃあそれに向けていま行動しよう!」
こういう考え方をしないと!
まわりの動きがにぶりににぶっているいまこそ行動し、抜け駆けしてしまいましょう!
でも抜け駆けしようとすると、まわりが引き留めようとするかもしれません。
しかしそれは十中八九、「自分が行動できないのにあなたが行動している」という引け目や妬みからくる言動。
心配するフリをして、行動できない自分を正当化しようとしてるだけなので、無視するのが最善です。
とかなんとかエラそうなこと言って、社会に出てから 14 年ものあいだ、受け身で行動できなかった僕。
そんな僕でも行動できたロジックは、以下の記事で。
僕が行動を開始した当時はいまほと悲惨な状況じゃなかったので、行動するのはだいぶ苦痛でした・・・
でもいまは、コロナという行動しなきゃいけない理由があるので、ハードルはだいぶ低いはず。
そんな低いハードルはササッと乗り越え、コロナ後の世界で笑えるように努力したほうが、何もせずに苦しむより苦しくないと知って欲しいです。
ではでは(`・ω・´)ゞ
コメントを残す