嫌なことから逃げるのをためらってはいませんか?
逃げることは悪くありません。
ストレスを溜め込んで精神を病むくらいなら、嫌なことからはどんどん逃げましょう。
逃げるのは悪いと誰が決めた?
ところで、逃げるのをためらってしまうのはなぜでしょう?
世間一般に、「嫌なことからは逃げるな!」という考え方があるからです。
「逃げずに立ち向かうことで成長できる」という、もっともらしい理由です。
アニメや映画でも、同様の描写が多くされています。
もちろんそれは事実だろうし、そうすべきときもあります。(たとえば謝罪とか)
しかし人生の多くの出来事は、逃げてもいいものばかりです。
僕は両親から「社交性がなく、内向的だ」と心配されていたので、小2くらいから中学卒業まで、ボーイスカウトに入団させられていました。
会費は親父の小遣いから出してくれていたことを母親から聞いたときは胸が痛みましたが、僕は嫌で嫌で仕方がありませんでした。
大人数が苦手だったし、なにより休日がつぶれることが苦痛。
そんな嫌な思いをしてまで活動に参加しても、ほとんど誰とも話すことはなく、「社交性」は改善しないまま。
さいわい、いまでは僕は人並みの社交性を持ち、周囲と問題なくコミュニケーションは取れます。
でもそれは、ボーイスカウトによってではなく、多くは学校生活で身につけた社交性。
学校生活はそれなりに楽しかったので、楽しみながら社交性が身についたのでしょう。
対してボーイスカウトは最後まで好きにはなれず、ただ参加しているだけでした。
つまり、嫌なことをムリにやっても、何も身にはならないということ。
僕の場合、ボーイスカウトのほかに、公文式・学習塾・部活などがそうでした。
良い思い出もないし、身についたスキルはほぼゼロ。
だから、嫌なことからは逃げたっていいのです。
それの何が悪いと言うのでしょうか。
嫌なことから逃げた例【体験談】
嫌なことから逃げれば、要らぬストレスから解放されます。
僕が社会人になって以降、嫌なことから逃げた例を3つほど。
会社の飲み会から逃げる
つい2年前までは嫌々参加していたのですが、とうとう逃げました。
いまでは会社の飲み会には、いっさい参加していません。
自身が内向的なのもあるし、「会社の愚痴ばかりで生産性がない」とつねづねおもっていたからです。
会社の飲み会から逃げてからというもの、ムダなお金・時間をつかうことなく、また精神的に疲弊することもなく快適です。
もちろん、ウマの合う人とは飲んでいて楽しいときもあります。
でも、かならずしも宴席で近くになるとはかぎりません。(たまにくじ引きとかやるし・・・)
一度だけ、話したことない人ばかりに囲まれ、一言も交わさず終了まで2時間駆け抜けたことがありました。
さすがにあれはキツかった😂w
というように、僕にとってはまぁ苦痛な時間のが多いです。
それなら、会社じゃなく個人で飲みにいけばいいだけの話です。
出世から逃げる
僕が勤めているのは、社員100人程度の中小企業。
仕事がそつなくこなせて、かつ人格的な欠陥がなければ、管理職に推薦されやすい環境にあります。
僕はその条件にあてはまっていたため、推薦を受けました。
しかし絶賛逃亡中☺️
会社であまり人と関わりたくないし、会議などやることが増えるわりには、手当は雀の涙だからです。
出世しなければ、仕事やめんどくさいことが増えることもなく、また精神的な負担も増えることなく快適です。
出世にメリットってあります?
終身雇用も幻となったことですし、ひとつの会社でキャリアを積むことに1ミリもメリットを感じません。
上司が生き生きと仕事をしてる姿なんて、見たことないですからね。
社長にゴマすって、部下に嫌われてるイメージしかないw
雇われ人(サラリーマン)から逃げる
そもそもサラリーマン自体が嫌だったのですが、まずそのことに気づくまで10年以上かかりました。
気づいても逃げ方がわからず、ずっとお金のために仕方なく働き続けていました。
しかし、いまからおよそ2年前(2018年4月)・・・
ひょんなことから雇われ人から逃れる方法(リスクゼロで副業から起業する方法)を知り、ようやく重い腰を上げました。
実を言うと、雇われ人からはまだ逃げきれてなくて、現在進行中です。
でも、精神的にはずいぶんラクになりました。
あと30年も、あくせく働かなくてもいいという未来が待っていると確信しているからです。
一時期は死んだ魚のような目をしていて、完全なる社畜でした。
でも逃げ道(希望)があると、全然違いますね。
あと1〜2年で終わりかとおもうと、目も生気を取り戻すってもんです。
「逃げずに立ち向かえ!」は、あながち間違ってはいないが・・・
冒頭で言ったように、嫌なことから逃げずに立ち向って乗り越えることができれば、成長するのもたしかです。
しかし立ち向かうのは、覚悟があるときだけでいい。
覚悟がないときは逃げればいいのです。
僕のボーイスカウトの例のように、やらされて参加したのでは、そもそも立ち向かえません。
「変わる!成長する!」という覚悟がないからです。
その結果、ただただ嫌なことをやらされてストレスがたまり、精神が疲弊するし時間もムダになります。
立ち向かう覚悟のない嫌なことからは、秒で逃げましょう。
それに、立ち向かうことだけが正義とはかぎりません。
ビジネスの世界では、「戦わずして勝つ」という戦略は一般的。
“嫌なことから逃げる” というのは、これと似たようなものです。
何でも立ち向かえばいいってもんじゃないのです。
ただし、嫌なことから逃げるために努力が必要なときは、その努力は惜しまないほうがいいでしょう。
この世の中にあるたいていの嫌なことからは、努力すれば逃げられるからです。
ではでは(`・ω・´)ゞ
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