上司から欠点ばかりを指摘され、
気が滅入ってしまった経験はありませんか?
今回は、そんな“気”滅の刃である、
(すみません、乗っかりました)
減点方式の問題についてお話ししていきます。
日本のサラリーマンを腐らせる減点方式
日本企業によく見られる減点方式では、
100点を基準として人事査定などの評価がおこなわれます。
- 明るくハキハキとして、コミュニケーション上手
- 仕事が早くてミスもほとんどない
- 何ごとにも率先して取り組む
- 苦労をみずから買って出て、成長しようとする
- リーダーシップに満ちあふれている
エトセトラ・・・
そんな、
「非の打ちどころのない、100点の人間」
を基準として、
「・・ができていない」
「●●が足りない」
「●●が悪い」
などと、できなかったことを指摘され、
100点から減点されていくのです。
減点方式の問題点
そんな減点方式では、
誰もが失敗をおそれるようになります。
何かミスしたら減点され、
昇給しなかったり、
ボーナスが減らされたりするかもしれないからです。
ミスをおそれるがあまり、
ミスしたことを隠す人も出てきます。
仕事でミスをしたのに、
上司に黙っていたことってありませんか?
僕はありまぁす!
(↑ドヤることではない)
気づかれなければあとでコソっと直したり、
重要じゃなければ放置したり・・・
だって少しのミスでも、
100点から減点されてしまいますから!
(査定する上司によるかもですが)
こうした個人レベルの隠ぺい工作が組織内に蔓延すると、
組織ぐるみの隠ぺい(不祥事)へと発展するおそれすらあります。
もし自分が、
組織ぐるみの隠ぺいの当事者となったら・・・?
会社に依存しきっていた過去の僕なら、
「隠ぺい工作には絶対に加担しない!」
とは言いきれなかったことでしょう。
会社も社員も、
「ミスしない=良い仕事」
という先入観にとらわれすぎている気がします。
でも別に、今までになかった新しい方法でチャレンジすることも、
“良い仕事”だとおもいませんか?
新しいことにチャレンジした結果、
うまくいかなかったりミスしてしまってもいいじゃないですか!
あきらめずに2度、3度やれば、
劇的な成果が生まれるかもしれないですし。
減点方式は、
そうした“可能性の芽”まで摘みとってしまいます。
「チャレンジしたことを褒めるのではなく、
失敗したことを責める」
からです。
その結果社員は、
「飛びぬけた成果」
よりも、
「無難な成果」
を目指すようになってしまいます。
そんな社員しか社内にいなくなったら、
イノベーションが起こらなくなり、
企業は衰退していくでしょう。
会社は変わらないので、期待するだけ損(時間のムダ)
そもそも、学校の学力テストじゃあるまいし、
100点満点なんかムリです。
頑張っても100点にならないし、
持ち点がどんどん削られていくので、
モチベーションは下がるいっぽう。
それに、欠点を指摘されて、
うれしい人なんかいませんよね?
(マナー的なことであれば、
のちのち感謝することもありますが・・・)
しかし残念ながら、
会社の減点主義が変わることはないでしょう。
減点主義のもと、
会社の評価制度ができあがってしまっているからです。
それを新しい評価制度に変えようとすれば、
- 新制度で損する社員たちの猛反発を受ける
- 退職する人が急増する
という事態が起こるからです。
会社の経営は不安定になりかねません。
そういった理由で、
会社の制度を変えることに対して、
経営者たちは後ろ向きです。
そもそも、
減点主義を問題だともおもってないかもしれません。
減点主義で会社がうまく回っているなら、
その会社にとってはそれで正解で、
ムリに変える必要がないかもしれませんし…
というわけで、
会社の変革に期待するのは得策ではありません。
会社に期待するのはヤメて、
ストレスフリーになりましょう!
唯一期待していいのは、「◯◯だけ」です。
その答え
↓
ではでは(`・ω・´)ゞ
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