「個人で稼ぐ時代が来た」だの、
「個人で稼ぐ時代は終わる」だの、
あげくは、「すでに終わった」だの、
そんな意見は、一旦ぜ〜んぶわすれてください( ̄▽ ̄)
あるものの比率を見れば、
答えは分かるからです。
もくじ
個人で稼ぐ時代は、はじまってもないし、終わってもいない
あるものの比率とは、以下の比率です。
- サラリーマン:89.3%
- 起業家(自営業):10.7%
この比率が、
ここ20年で大きく変わっていないことに注目!

総務省統計局「労働力調査 長期時系列データ」表10より筆者再編
たしかに傾向を見れば、
起業家が減っている傾向にあります。
しかしこれには、
- 既存の経営者が高齢化してきた
- 少子化により、若い経営者が減ってきた
という2つの背景があります。
(中小企業庁:平成28年「中小企業白書」より)
決して、個人が稼ぎにくくなったというわけではありません。
「個人で稼ぐ=起業する」
と定義するのであれば、
個人で稼ぐ人はずいぶん前からいたし、
これからも一定割合いるでしょう。
つまり、
個人で稼ぐ時代がはじまったとも、
終わったとも言えないのです。
「稼ぎ方が変わった」
だけなのです。
インターネットの登場が、稼ぎ方を180度変えた
インターネットの登場は、
「個人が稼ぐ時代が来た」
論で理由づけされることの多いできごと。
- ブログやSNSで情報発信してお客さんを集め、
広告を貼って収入を得る
(あるいは自分の情報商品を販売する) - Amazonやメルカリで商品を転売し、差額で儲ける
こういった稼ぎ方は、インターネット登場前には
考えられなかった稼ぎ方だからです。
インターネット環境さえあれば、
- 人を雇わず、
- 店舗を構えず(借金せず)、
- さらには時間や場所にとらわれず、
稼ぐことができるようになりました。
その点で言えば、
インターネットの登場によって、
個人が稼ぎやすい環境が整ったのはたしかです。
しかし先述のとおり、
“稼ぎ方が変わった”だけです。
起業にチャレンジする人が増えたわけではありません。
9割は個人で稼ぐこと(起業)にチャレンジしない
起業家とサラリーマン。
どちらが稼いでいるかは語らずとも明確ですが、
起業家のほうが圧倒的に稼いでいます。
「じゃあ、みんな起業すればいいじゃん!」
とおもうのですが、
実際そうはなりません。
個人で稼ぐことを考える機会があっても、
それこそ、
「個人で稼ぐ時代は終わった」
という意見を真にうけて、
「ああ、やっぱ稼げないんだぁ・・・」
とか、
「どうせ稼げるのは一部の人だけでしょ?」
とか考えて、
やる前から意気消沈し、あきらめる人が大半だからです。
(無論、僕もそのうちの一人でした…)
その網目をかいくぐり、
チャレンジするところまで漕ぎつけても、
3ヶ月やそこらであきらめる人がほとんど。
その結果がまさに、
「サラリーマン9割:起業家1割」
この比率にあらわれています。
早々に戦いの舞台から降りるか、
戦いの舞台にすら上がっていないかのどちらかです。
そもそも、戦いですらありません。
だって9割方は、挑戦しないのだから・・・
つまり、挑戦すれば「不戦勝」です。
これを裏づける調査結果もあります。
「起業の準備を始めただけで、起業は95.5%成功する」
という内容のものです。
にわかには信じがたいかもしれません。
しかし日本は、海外の先進国とくらべて、
起業への関心・意識が低い傾向にあります。
そもそも起業にチャレンジする人の総数が少ないので、
椅子取りゲームをせずとも生き残れるということ!
つまり、ライバルなんていないってことです。
あなたのまわりで、
「起業したいとおもっていて、
なおかつ何か具体的な準備をしている人」
は何人いますか?
おそらく0人か、
100人に1人もいないでしょう。
そう考えたら、95.5%という数字も、
あながち間違いではない気もしてきませんか?
本当の敵は、ライバルではなくドリームキラー
- 個人で稼ぎやすい環境も整ったし、
- ライバルも少ない
それなのに、
なぜ起業にチャレンジする人が増えないのでしょうか?
原因は2つあります。
まずひとつ目として、
「起業に対するイメージの悪さ」があげられます。
- 生活が不安定になる
- 失敗のリスクが大きい
- お金がかかる(借金を抱える)
代表的なイメージをあげるとこのような感じです。
しかし、イメージと実態は違います。
起業への不安と実態を、
起業家の回答からあきらかにした記事が以下です。
そしてもうひとつの原因は、「ドリームキラー」です。
ドリームキラーとは、その名のとおり、
「夢を殺してしまう(邪魔する)人物」のこと。
たとえば僕らが、個人で稼ごうと起業を志したとします。
すると、どこからともなくドリームキラーたちがあらわれて、
僕らに牙をむきます。
彼らドリームキラーの正体は、
僕らのパートナー(伴侶)、親、友人、親戚など。
「個人で稼ぐのなんて、ムリなんじゃないの?」
「成功する人なんて、ごく一部でしょ?」
「きっと才能がないと稼げないよ」
と否定的なアドバイスをして、
僕らに夢をあきらめさせようとします。
ドリームキラーがタチが悪いのは、
彼らに僕らを傷つけようとしたり、批判したりする意図がないこと。
心配するからこそ、
上記のようなアドバイスをしてくれるのです。
それが分かるからこそ、
アドバイスを素直に受け入れ、
夢をあきらめてしまう人が多いのでしょう。
しかしそんなアドバイスは・・・
「クソくらえ」
です!
第一、彼らも夢(たとえば起業)のことについて、
よくわかっているわけではないですよね?
イメージだけで話をしています。
イメージだけのアドバイスが、
どれほど僕らの役に立つでしょうか?
彼らと似たような人生を歩みたいなら、
彼らのアドバイスに従うのも悪くないでしょう。
でも、夢を実現させたいなら、
アドバイスに耳をかたむけてはいけません。
ましてや、自分自身がドリームキラーになって、
自分の可能性を否定することなんて、
あってはいけません。
(本、セミナー、動画、音声などで)
夢の近くにいる人、
あるいは夢を実現した人の話を聞くべきです。
きっと、今よりも視野が広がることでしょう。
まとめ: ポジショントークに惑わされず、突き進もう
今回の記事の要点は以下。
- 起業家とサラリーマンの比率は、
ここ20年で劇的に変わっていない - インターネットの登場により、稼ぎ方が変わり、
個人でも稼ぎやすくなった - しかし、挑戦する人数はたいして増えていない
(ライバルはいないか、いても少ない) - 敵はライバルではなく、ドリームキラー
「個人で稼ぐ時代は終わるのか?」
この問いに対する僕の見解は、すでに述べたとおり、
「はじまってもいないし、終わってもいない」
ですが・・・
「終わるか終わらないか」の二択なら、
「終わらない」
が答えです。
なぜなら、個人で稼ぐ(起業する)人の数は、
データで見るかぎり、大きな変動をしていないからです。
それを、「個人で稼ぐ時代は終わった」と強引に関連づけてしまっては、
それこそまさにドリームキラーです!
個人で稼いで、
髪型・服装・時間・場所・人間関係にしばられない、
自由な生活を送りたいなら、
僕たちにできることは、
夢のために、ただ一歩を踏み出すことです。
稼げるフィールドが消滅したわけでも、
ライバルが増えているわけでもないからです。
やってやりましょう!
ではでは(`・ω・´)ゞ
コメントを残す